長野県といえば、日本アルプスに囲まれた美しい自然環境が魅力の観光地です。しかし、実は他の県に比べて「少ない」または「ない」レジャー施設が多いことをご存知ですか?今回は、長野県におけるレジャー施設事情と、それでも長野が魅力的な理由を探ってみましょう!
長野県にはこんなレジャー施設が「少ない」「ない」
他の都道府県では定番となっているいくつかのレジャー施設が、長野県では少ないか、そもそも存在しません。
1. 大型の遊園地
長野県には、ディズニーランドやUSJのような大規模な遊園地はありません。少し規模が小さいテーマパークや遊び場はありますが、絶叫マシンや大型アトラクションが揃った遊園地はありません。家族連れや若者が集まる定番スポットが少ないのは、観光の中心が自然体験である長野県ならではの特徴です。
一番近い大規模な遊園地は「富士急ハイランド」で、車で2時間半ほどかな
2. 動物園と水族館
長野県には「茶臼山動物園」などいくつかの動物園がありますが、全国的に見て動物園の数は少ないです。しかも、茶臼山動物園の規模も都市圏にある動物園に比べると小規模です。近隣の大都市に比べて動物に触れ合える施設の選択肢は限られています。
また、水族館に関しては長野県には存在すらしていません。内陸県で海に面していないことから、魚類や海洋生物を展示する水族館の設置が難しいためです。一部の観光施設では淡水魚を展示しているところもありますが、通常の水族館と比べると規模は小さいです。
3. 海のレジャー施設
内陸県である長野にはビーチリゾートやサーフィンといった海のレジャーはありません。地元の人々や観光客がマリンスポーツを楽しむには隣県まで行く必要があります。長野県は、日本の中でも特に「海がない生活」が根付いている県と言えるでしょう。代わりに、川や湖でのカヌーやカヤック、釣りといった内陸ならではの水上アクティビティが主流です。
4. カラオケや映画館の少なさ
長野県にはカラオケや映画館も少なく、特に地方エリアでは数が限られています。都市部のように気軽にカラオケを楽しんだり、映画を見に行けるスポットがあまりないため、夜の娯楽が制限されがちです。県外から移住した人が驚くポイントの一つかもしれません。
IMAXを観れる映画館がないのは寂しい
5. 大規模ショッピングモールやアミューズメント施設
長野県には首都圏や都市部にあるような巨大ショッピングモールや複合型アミューズメント施設も少ないです。ショッピングや映画、食事が一度に楽しめる施設は限られ、日常の買い物やレジャーはコンパクトな商業施設で済ませることが多いようです。県内には中規模なショッピングモールはあるものの、例えば埼玉の「ららぽーと」や福岡の「キャナルシティ博多」といった規模の施設はありません。
県内唯一の大型ショッピング施設である軽井沢のアウトレットも、上田市や佐久市などの軽井沢町の近郊に住んでいない限り手軽に利用できる施設ではありません。
それでも長野県が魅力的な理由
長野県には確かに都会のようなレジャー施設は少ないですが、その分、他では味わえない自然体験やアウトドアレジャーが豊富に揃っています。
1. 山岳観光とハイキング
北アルプスや八ヶ岳など、長野県には数多くの山々が連なり、ハイキングや登山が楽しめます。標高の高い山から望む絶景は、まさに自然の遊園地!日常生活から離れて大自然に触れ、心身をリフレッシュできる場所が至る所にあります。
2. スキーやスノーボード
長野県はウィンタースポーツのメッカ。全国的にも人気のスキーリゾートが多く、冬には県内外から多くのスキー・スノーボード愛好者が訪れます。特に白馬や志賀高原などは外国人観光客からも人気で、国内でもトップクラスの雪質を誇ります。
3. 温泉地巡り
長野県は温泉地も豊富で、疲れた体を癒やす場所がたくさんあります。渋温泉や別所温泉など、歴史ある温泉街を散策しながら、温泉でリラックスすることができます。遊園地や映画館のような派手な娯楽施設はありませんが、自然に囲まれた静かな温泉街で過ごす時間は、まさに「大人の贅沢」です。
まとめ:長野県らしい楽しみ方を発見しよう
長野県には確かに他の県にあるような大型レジャー施設が少ないです。しかし、その分「自然を感じる」「身体を動かす」「心を癒す」といった、よりシンプルで心に残る体験がたくさんあります。都会の喧騒から離れ、大自然に身を置いてみたいと思う方にはぴったりの場所です。
次回の旅行では、ぜひ長野県らしい楽しみ方を体験してみてはいかがでしょうか?都会のような施設は少なくても、ここでしか得られない特別な体験があなたを待っています。