こんにちは!のびのび社畜です。今回は、長野移住をきっかけに私が実際に経験した「これは困った!」という絶望体験をランキング形式でご紹介します。素晴らしい自然や穏やかな暮らしが魅力の長野ですが、移住者だからこそ気付く落とし穴もあります。これから移住を考えている方や長野の生活に興味がある方に、リアルな視点でお届けします。
第5位:特急しなのが不便すぎる
長野と名古屋を結ぶ特急しなの。移住する前は、「特急なら便利で快適な移動ができるだろう」と期待していました。でも、実際に利用してみると……その期待は裏切られることに。
- 運行本数が少ない:日中は1時間に1本程度しかなく、予定を立てるのが大変です。
- 自由席が混む:観光客も多く、特に週末や連休は自由席に座れないこともあります。
- ダイヤの乱れに弱い:山間部を走るため、天候や災害の影響で運行が遅れたり運休したりすることもしばしば。
- 車両が古い:30年近く使われている車両は電源コンセントもなく、古いタクシーのような匂いで快適じゃない。
車窓から眺めるアルプスの山々は圧巻ですが、旅を楽しむ気分でないとこの不便さはつらいです。移動手段が限られている分、より計画性が必要と感じました。そんな特急しなのですが、2029年に新型車両が導入される予定で、最新の技術により乗り心地も改善されるみたいです。
参考資料:https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000042834.pdf
第4位:長野駅ではICカードが使えない
長野駅は県内最大のターミナル駅で、北陸新幹線やローカル線が集結するハブ。しかし驚いたことに、SuicaやPASMOなどのICカードが使えないのです。
- 都度切符を買う手間:都会の生活に慣れていると、いちいち券売機に並ぶのがストレスです。
- 現金が必須:電子マネー文化が根付いていないため、財布に小銭が常備されるようになりました。
- 観光客も困惑:特に首都圏から来た観光客が戸惑う姿をよく見かけます。
現状では移動のたびに時間がかかるのが不便です。何より県の主要駅でICカードが使えないのは驚きです。
しかし、ついに長野駅でも2025年春以降にSuicaを始めとするICカードが利用できるようになります。新たに利用できるようになるのは、信越本線、篠ノ井線の田沢駅~長野駅間と、大糸線の北松本駅~穂高駅間のあわせて23駅です。
参考資料:https://www.jreast.co.jp/press/2023/nagano/20230620_na01.pdf
このままどんどん便利になってほしいですね
第3位:冬の朝はフロントガラスが凍る
長野の冬は美しい雪景色が魅力的ですが、車を使う生活では寒さが天敵です。毎朝のように車のフロントガラスが凍りつくという試練が待っています。
- 解氷作業が大変:スプレーをかけて溶かしたり、氷をスクレーパーで削り取ったり。5~10分は余計な時間がかかります。
- 放置すると危険:そのまま走ると視界が悪く、事故のリスクがあります。
- 対策が必要:最近では「フロントガラスにシートをかぶせておく」という裏技を覚え、少し手間が省けるようになりました。
朝の忙しい時間帯にこの作業をするのは、心が折れそうになることもあります。
第2位:国道19号が混みすぎ
長野の交通インフラの要といえる国道19号線。松本や塩尻、長野市など主要都市をつなぐ大動脈ですが、これが想像以上に混雑します。
- 朝夕の通勤ラッシュが激しい:片側1車線の区間が多く、信号も多いので渋滞が日常茶飯事。
- 右折車で渋滞:国道沿いでお店が集中しているにもかかわらず、片側1車線のため右折車待ちで車が大行列
- 大雪の日は地獄:雪が降るとさらに車の流れが悪化し、移動に何倍もの時間がかかります。
住む場所によっては、この渋滞を避けるために早朝出勤や遅い帰宅を余儀なくされることも。
少し明るいニュースとして、塩尻市の広丘高出から広丘野村までの延長3.3kmを拡幅する国道19号の塩尻拡幅計画が予定されているみたいですが、具体的な日程などは未定のようです。しかし、この拡幅工事が実現しても塩尻北IC以北に関しては依然1車線のままなので混雑の解消は難しいでしょう。
第1位:海鮮のレベルが低い
信州は新鮮な野菜や果物、山の幸で有名ですが、海鮮好きには厳しい環境です。私も移住後、最初にスーパーで刺身を買って衝撃を受けました。
- 鮮度が期待できない:海から遠い地理的条件のため、スーパーの魚介類は港が近い都道府県と比べて明らかに落ちます。
- 値段が割高:海産物を新鮮な状態で運ぶコストがかかるため、値段の割にクオリティが低いことも。
- 専門店も少ない:お寿司や刺身を楽しみたい場合は、長野市内の限られたお店か、金沢や新潟などに遠征する必要があります。
山の幸は文句なしに素晴らしいですが、海の幸を気軽に楽しめないのは海鮮好きとして大きなマイナスポイントです。海鮮を楽しみたいときは、金沢や新潟まで遠征するしかないのが現状です。
まとめ:不便だけど魅力もいっぱい!
こうして「絶望体験」を振り返ると、確かに困ることも多い長野生活。でも、その一方で素晴らしい自然、美味しい山の幸、そしてのんびりした時間が移住生活を豊かにしてくれています。不便さを楽しむ心の余裕さえ持てれば、きっと長野の生活を満喫できるはず!
次回は「長野移住で感じた幸せ体験ベスト5」をお届けします。お楽しみに!