長野県No.1の都市としては「長野市」か「松本市」が考えられます。
この二つがどちらがNo.1にふさわしいかは過去の記事で検証しましたが決着はつかず終い。
↑↑こちらの争いが気になる方は是非↑↑
そこで今回は「長野市」と「松本市」の次に来る「長野県第三の都市」はどこか徹底検証したいと思います。
この記事を読むと長野県についてより詳しくなり、気づけなかった魅力を再認識することができます!
1.人口から見る「第三の都市」
長野県内での「第三の都市」を見つけるために、まずは人口の観点から検討してみましょう。
2022年の人口統計によると、長野市が約39万人、松本市が約23万人であるのに対し、上田市は約16万人で第三位となっています。
長野市に近い「上田市」、松本市に近い「安曇野市」、「塩尻市」は人口も多く、現段階で「長野県第三の都市」として有力候補を言えるでしょう。
4位以下はこのようになっています。
順位 | 街名 | 人口 |
---|---|---|
1 | 長野市 | 373,251 人 |
2 | 松本市 | 241,337 人 |
3 | 上田市 | 154,155 人 |
4 | 佐久市 | 98,300 人 |
5 | 飯田市 | 98,206 人 |
6 | 安曇野市 | 94,278 人 |
7 | 塩尻市 | 67,302 人 |
8 | 伊那市 | 66,111 人 |
9 | 千曲市 | 58,900 人 |
10 | 茅野市 | 56,500 人 |
人口で見ると「上田市」が一歩リードかな
2.都会へのアクセス
長野県の人にとって東京や名古屋といった大都市へのアクセスも重要な要素でしょう。
□上田市のアクセス
人口第三位で「第三の都市」として有力候補の上田市は、東京まで新幹線で1時間20分、車では3時間と関東方面のアクセスがとても良いです。
一方、上田市からの名古屋方面へのアクセスは絶望的です。
電車なら東京を経由し、直通の高速バスもないので絶望的なアクセスと言えるでしょう。塩尻駅まで車で1時間ほどかけて行き、そこから「特急しなの」で2時間かけていくのがもっとも現実的な手段になります。
しかし、金沢や富山などの北陸地方へは新幹線で一本で行けるので、大きな強みと言えるでしょう。
新幹線は偉大
比較対象として塩尻市の都会へのアクセスを見てみましょう。
□塩尻市のアクセス
塩尻駅から特急あずさで東京へは2時間20分、特急しなので名古屋へは2時間ほどで行くことができます。
また、東京と名古屋方面へは高速バスも定期的に出ており、東京方面・名古屋方面とともにアクセスは良いと言えます。
さらに、塩尻市は長野県唯一の空港「信州まつもと空港」が近くにあります。
本数こそ少ないですが、新千歳・福岡・神戸と繋がっており
北海道や福岡へのアクセスは塩尻市が便利でしょう。
東京方面へのアクセスを考えると上田市
名古屋・関西方面へのアクセスを考えると塩尻市に軍配が挙がりそうです。
3.働きやすさ
生活するためには、しっかりとした「働き口」が必要です。
人口ランキング3位~7位の上田市、佐久市、飯田市、安曇野市、塩尻市にある上場企業を調べてしましょう。
◆上田市にある上場企業
① HIOKI株式会社(平均年収:980万円/従業員数:約760名)
② 株式会社シーティーエス(平均年収:564万円/従業員数:約259名)
③ 長野計器株式会社(平均年収:561万円/従業員数:約770名)
◆佐久市にある上場企業
① 双信電機株式会社(平均年収:562万円/従業員数:約404名)
② エフビー介護サービス株式会社(平均年収:393万円/従業員数:約994名)
◆飯田市にある上場企業
① 旭松食品株式会社(平均年収:454万円/従業員数:約239名)
② 綿半ホールディングス株式会社(平均年収:857万円/従業員数:約67名)
◆安曇野市にある上場企業
なし
◆塩尻市にある上場企業
① セイコーエプソン株式会社(平均年収:811万円/従業員数:約13,257名)
② 株式会社サンコー(平均年収:576万円/従業員数:約309名)
改めて調べてみると参考になりますね。
働き口から見ると上田市と塩尻市がリードしており、次点で佐久市をいったところでしょうか。
4.結論:長野県「第三の都市」は..
関東方面のアクセスを重視するなら「上田市」
名古屋・関西方面へのアクセスを重視するなら「塩尻市」
長野県内「第三の都市」は何を重視するかによって変わるでしょう。
他にも検討すべき項目はいくつもあるかと思われますが、「第三の都市」をはっきり決めるのは困難かもしれません。
また、別の機会に「上田市」と「塩尻市」の直接対決をしてみたいと思います。