長野県の人気観光地「上高地」。
標高約1,500mの山岳リゾートは、四季折々の絶景と澄んだ空気に包まれ、訪れる人の心を癒してくれます。
今回は、半日で楽しめる上高地のハイキングコースをご紹介。
雨の中でも幻想的な風景に出会えた、静かな旅の記録です。

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🏔️ 上高地の基本情報

上高地は、長野県松本市に位置する標高約1,500mの山岳景勝地。
北アルプスの玄関口として知られ、穂高連峰や焼岳、梓川など雄大な自然に囲まれています。
- 📍所在地:長野県松本市安曇上高地
- 🚫マイカー規制:通年で一般車両の乗り入れ不可(バス・タクシーのみ)
- 🥾主な観光スポット:大正池、河童橋、明神池、徳沢、穂高神社奥宮
- 🌿ベストシーズン:5月〜10月(新緑・紅葉・涼を求める観光客に人気)
- 🕒滞在目安:半日〜1泊2日(初心者は大正池〜河童橋のハイキングが定番)
上高地は、自然保護のため厳しい環境規制が敷かれており、静けさと清らかな空気が守られています。
そのため、訪れる人はみな、自然と向き合う時間を大切に過ごすことができます。
🚍 松本からのアクセス
上高地はマイカー規制があるため、公共交通機関でのアクセスが基本です。

松本バスターミナルからシャトルバス(予約制)

松本駅に隣接するバスターミナルから、上高地直行の路線バスが運行されています。
- 所要時間:約1時間50分
- 運賃:大人4,450円(片道)
- 便数:1日2便(季節により変動)
- メリット:乗り換え不要で楽。電車利用者にも便利
※早朝便を利用すれば、上高地での滞在時間を長く確保できます。
新島々駅からシャトルバス(予約制)

松本電鉄(上高地線)の「新島々駅」から、上高地行きのバスに乗り換えます。
- 所要時間:新島々駅 → 上高地 約1時間
- 運賃:大人3,000円(片道)
- 電車との接続:松本駅 → 新島々駅(約30分)
- メリット:電車とバスの乗り継ぎでスムーズ。公共交通派におすすめ
新島々駅には観光案内所や売店もあり、乗り継ぎ時も安心です。
沢渡駐車場からシャトルバス

マイカー利用者は沢渡駐車場に車を停め、そこからバスまたはタクシーで上高地へ。
- 所要時間:沢渡 → 上高地 約30分
- 駐車料金:普通車600円〜(日帰り)
- バス運賃:大人1,300円(片道)
- メリット:マイカー派に最適。駐車場は複数あります
注意点
ハイシーズン(特に夏休み・紅葉シーズンの週末)には上高地バスターミナルから沢渡駐車場への帰りのバスが非常に混雑し、待ち時間が1〜2時間になることもあります。
早めの下山や、タクシー利用の検討、予約制のバスの検討がおすすめです。
🥾 モデルコース:大正池〜河童橋(所要約2時間)

今回は「大正池」で下車し、そこからハイキングをスタートしました。
上高地の定番ルート「大正池〜河童橋」は、初心者でも安心して歩ける平坦な道。
もちろん、スニーカーで大丈夫です!
真夏でも気温が20度前半くらいでとても過ごしやすい気候でした。
雨の中でも、しっとりとした森の香りと静けさが心地よく、幻想的な景色に包まれました。
■コース概要
出発地 | 経由地 | 到着地 | 所要時間 | 距離 |
---|---|---|---|---|
大正池 | 田代池 → 田代橋 | 河童橋 | 約2時間 | 約3.5km |
途中にはベンチや案内板もあり、写真を撮りながらゆっくり歩けます。
📸 見どころ紹介&豆知識
大正池

焼岳を背景に、水面に映る山々が美しいスポット。
実はこの池、1926年の焼岳噴火によって自然にできたものなんです。
田代池


湿原に浮かぶような池。
季節によって水量が変わり、春〜夏は特に幻想的。
年々減ってきていると言われている“立ち枯れ木”が美しいです。
河童橋

上高地のシンボル。名前の由来は、民話に登場する“河童”から。
橋の上からは穂高連峰が一望できます。
老朽化に伴いその後、昭和5年(1930)、昭和32年(1957)、昭和50年(1975)と架け替えられています。現在の橋は平成9年(1997)に架け替えられた5代目の吊り橋です。
☔ 雨の日の上高地も美しい
河童橋到着ごろ、この日はあいにくの雨。
でも、雨粒が葉を打つ音、霧に包まれた森の静けさが、晴れの日とは違う魅力を教えてくれました。
河童橋近くの「上高地ホテル白樺荘公式オンラインショップ」で河童プリンを購入し、雨宿り休憩。
濃厚な味わいと窓からの景色が、旅の疲れを癒してくれます。


■雨の日の持ち物アドバイス
- レインウェア(傘よりも動きやすい)
- 防水の靴 or トレッキングシューズ
- タオル・替えの靴下
- カメラの防水対策(ジップロックでもOK)
🧭 まとめ:半日でも満足できる上高地の魅力
上高地は、半日でも十分に自然の美しさを堪能できる場所。
雨の日だからこそ出会える静けさや幻想的な風景が、心に残る旅になりました。
次回は、明神池や徳沢方面にも足を延ばしてみたいと思います。
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